前回は鍼の数のお話でしたが
今回は鍼を深く刺すか?
浅く刺すか?です。
私はどちらも効果があると考えていますが
ただ
使う時が違います。
当院の場合、
まず深く鍼を刺す必要がある場合ですが
筋肉が痙攣している時と
筋膜等が引っ掛かっていて
一通りの施術をしても違和感が残り、筋肉が原因と考えられる場合のみです。
まずは
浅い鍼で神経調整できれば
筋肉の緊張も緩和されるので
わざわざ筋肉まで刺激を与える必要はありません。
また深部の違和感やコリと感じるものは
深くても皮下皮膚表面から約1~2センチと言われています。
自分で感じる感覚と実際の深さの違いがあるという事です。
それに浅い鍼の方が刺激を確実に脳に伝える事ができます。
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脳から続く神経の終わりは皮膚にあります。
なので皮膚表面がとても敏感なのは神経の先っぽが接しているからです。
途中の神経は電線のようなもので
触っても何も感じません。
実際、神経は触れる部位が決まっているので
触診は可能です。
私は皮膚表面の神経の状態を改善させ
それから関節、最後に筋肉という流れが理想的だと感じています。
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